9月30日~10月1日に開催された「日本鋳造工学会第170回全国講演大会」に参加してまいりました。
 今回は講演の聴講だけでなく講演発表もおこないました。タイトルは以下の通りです。

 「アンチモン添加による高CE値片状黒鉛鋳鉄溶湯(南部鉄器製造溶湯)の機械部品への応用例」
(株)及精鋳造所 ○細川光 及川敬一  岩手大学 小綿利憲 平塚貞人

 弊社では長年、片状黒鉛鋳鉄の機械的性質向上を目的としてアンチモン(Sb)を添加していました。現場の経験則から「硬さは向上するが、引張強さはなかなか変化しない」という事が知られていましたが、それが何故か、本当にそうなのかという事を確かめるために研究を進めてきました。
 昨年の第168回全国講演大会において基礎的な内容をご報告させていただき、今回はそのSbを実際に現場に応用するとどうなるかという事をご報告いたしました。

 今後も精力的に研究・開発に取り組み、また全国の場で講演発表ができるように努力してまいりたいと思います。