盛岡と共に南部鉄器の故郷と言われている、奥州市水沢区羽田町は、鋳物関連会社が約70社と多く、まさに「鋳物の街」です。
その地で大正5年より操業を開始。永年受け継いできた技術をもとに、お客様のニーズにお応えすべく、常に研究開発に力を入れています。
近隣には「奥州市鋳物技術交流センター」があり、実験設備や分析機器なども利用することができます。
この恵まれた環境の中で、機械部品はもちろん、伝統工芸品においても、必ずお客様に満足していただける製品を社員一丸となり生産しております。
ごあいさつ
当社は創業100年を突破いたしました。これはひとえに、お客様やお取引先様、そして地域の皆様と従業員とその家族の皆様のおかげでございます。今後も感謝の気持ちを持ち続け日々精進していく所存です。
当社は伝統工芸品の南部鉄器から産業機械用鋳鉄部品まで幅広く生産できる強みを代々継承し、長い年月をかけて培われた優れた鋳物の伝統技術を先進技術に生かして高精度な製品を作り続けております。
また、社員のみなさんが安全に働ける工場づくりをこころがけながら、若手育成に力を入れ、考える力、挑戦する力を大切にした人材育成に励んでおります。安全・人材育成を根幹に考え、歴史と経験による技術力を活かし、新技術の研究開発に取り組みながら基本・実践・日本流の3つの考え方で日々取り組んでおります。
今後とも会社、社員一丸となり継続的に成長し続けたいと思っておりますので、これからも皆様のご支援ご愛顧をたわまりますようお願い申し上げます。
経営理念
”組織と個人の考動力をもって創造的成長を目指す”
品質方針
”顧客の満足する製品とサービスを提供する”
会社概要
会社名 | 株式会社及精鋳造所 |
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住所 | 〒023-0132 岩手県奥州市水沢羽田町字明正147 TEL 0197-24-7263 FAX 0197-24-7264 Email info@oisei.co.jp |
代表取締役社長 | 及川 敬一 |
創業年月日 | 大正5年4月1日 |
資本金 | 3,000万円 |
従業員数 | 34人(令和4年4月1日現在) |
沿革
天和3 | 1683 | 羽田地区で鋳物づくりを始める |
大正5 | 1916 | 及川精四朗、精三、七郎兄弟協力して鋳物工場復興 |
昭和28 | 1953 | 法人化。社長、及川精四朗。 |
昭和40 | 1965 | 経営合理化の優良工場として中小企業長官表彰受章。 |
昭和42 | 1967 | 砂処理及び連続造型運搬装置、2tキュポラ2基、F-1造型機12台を導入。 |
昭和44 | 1969 | シェルモールド中子工場増築、研磨工場増築。 |
昭和48 | 1973 | FMM2B型自動造型ライン、2t低周波誘導電気炉、1.5t保持炉導入。 |
昭和57 | 1982 | 水平無枠式SMS5045型自動造型ライン導入。 |
昭和63 | 1988 | 縦割式自動造型機DISA2110導入 |
平成元 | 1989 | 代表取締役に及川敬就任。 |
平成17 | 2005 | 混練機を大洋マシナリー製キングミルKM30型に更新。1バッチ900kgから1500kgに増強。 |
平成18 | 2006 | 水平無枠式自動造型機をSMS5045型Rに更新。 |
平成19 | 2007 | 高周波誘導電気炉新設。1チャージ500kg/40分。 |
平成20 | 2008 | 水冷式キュポラ2基更新。 |
平成23 | 2011 | 縦割式自動造型機をDISA2110MK3型に更新。1枠/11.5秒。 |
平成24 | 2012 | 自動研磨機バリンダーFを導入。シェークアウトマシン更新。 |
平成26 | 2014 | 材料ヤード、機械工場を新築。 |
平成27 | 2015 | 代表取締役に及川敬一就任。法人化60周年記念式典挙行。 3DCAD、CAM、切削加工機MDX-540の導入によりパターンの自社生産が可能になる。 |
平成28 | 2016 | NC旋盤LB4000EXⅡの導入。高周波誘導電気炉の炉体更新。 現場改善事例「5源主義を用いた生型ラインでの鋳鉄製センサー台のすくわれ不良低減対策(源流改善)」が堀江賞、網谷賞を受賞。 現場改善事例「5源主義を用いた生型ラインでのFCD製ブロックの煮え不良低減対策」が堀江賞を受賞。 |
平成29 | 2017 | ブローチ盤TK-150A-DXを導入。ブローチ盤が2台に。 DISA建屋改修。 災害、停電時のための非常用発電機をAP65C-15N(50kVA)に更新。 |
平成30年 | 2018 | 鋳物搬送用振動コンベアを振動公害防止タイプに更新。 高周波誘導電気炉用高圧受電設備及び制御装置の更新。 |
平成31年 令和元年 |
2019 | 現場改善事例「生型ラインでのFC製カバーの押込不良低減対策」が堀江賞を受賞。 「南部鉄器製造溶湯(高CE値)へのSb添加による機械部品製造技術の開発」が技術賞を受賞。 鋳造工場のキュービクル式高圧受電設備を更新及び増強。 DISAラインのサンドビン更新。 |
令和2年 | 2020 | キュポラ1基の炉体更新。 低周波保持炉の炉体更新。 |
令和3年 | 2021 | キュポラ1基の炉体更新。 |